烏日記

日常的な記録や嗜好品

葉巻レビュー「ベガフィナ・ショートロブスト」 ワクワクを思い出させてくれる葉巻

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ドミニカ産  価格:820円(2022/4現在)

 

  こいつとの出会いはキューバガリロの「グアンタナメラミニ」を探しに実家帰るついでに福島のたばこ屋に寄ったときに出会った。結局売れきれだったのだが、たばこ屋のおばちゃんがすごく親身な対応してくださったのでボベダとついでにこれを買った。まあ手ぶらで帰ると申し訳ないからね...

なので全くの期待もゼロ、詳細な情報をまったく調べずに吸ってみたらいい意味で期待を裏切られた。

 

 葉組みはドミニカ、エクアドルホンジュラス、サイズは太いロブストでドローはとてつもなく良好。期待できる。値段もプレミアムシガーにしては良心的な820円とお手頃。

 

 

 ただ個人的にドミニカの葉巻製品にはトラウマがあって同じドミニカ産である「プリンシペ・バンドル・ショートロブスト」がドミニカ特有の粉っぽいウッディな風味と酸味の強い風味があんまり好みじゃなかったし、シガリロの「ノーベルプティドミニカン」も粉っぽいのと主張の強い木と香りと酸味が自分の思考に完全に合わなかった。まあとにかく1000円以下のドミニカ葉巻にはいい思い出があんまりないのでヴェガフィナも全く期待してなかった。

唯一よかったかなあって言うのはJTの「TOKI」なんだけど、日本在来種(日本伝統の煙管向け品種)と中南米葉巻種との組み合わせが全く合っておらず煙管の「小粋」と葉巻を一緒に吸ってるような味わいで(味がうる覚えなので機会があればまた買ってブログにしようと思う)残念な感想しか抱かなかったのだが、葉巻の味わいの部分はかなり好印象だった。まあこれも中途半端な思い出だけど。

喫煙

序盤

 ロブストらしく濃い煙に、粉っぽいウッディな味わい。ザ・ドミニカンな味。なんだけど、甘みの主張もめっちゃ強い。もちろん僕の苦手なコーヒーっぽいような酸味の主張もあるんだけど、コクのある甘みが中和してくれて旨味に変わる。イメージとしてはスーパーで売ってるコーヒーゼリーに生クリームかけたあの味。

ここでからみに電流が走る、

「こいつ...ただもんじゃねえ...マジでうまい葉巻だ...」

 

※ ここからは、喫煙中にからみが感じた感情の雰囲気を読者の皆様にも感じてもらいやすいよう散文的かつナルシスティックで気持ち悪くてクッソ読みにくい文章をお届けします♡

超うまい。このツイートは吸いながらツイートしたものだけど、もう久しぶりの感覚でツイートから興奮を隠しきれない。

初めてキューバガリロの「モンテクリストオープンクラブ」を吸ったときの感覚が蘇った。ものすごく甘く味の奥行きと香りの深さに感動し涙を流した、葉巻バージンだったあの時の記憶と重なる。すごく美味しい。

 プレミアムシガーでも味の変化が少ない物ばかり当たっていたので、一吸い一吸いで味のニュアンスが変わる葉巻に久しぶりに出会った。自分がなんで葉巻好きになったか思い出させてくれた。

ワクワクがあるから葉巻が大好きなんだ。

いままでワクワクする心躍らされるような葉巻に出会ってなかったのでほんとヴェガフィナとの出会いはすごく良かった。期待してなくてごめんな。

 

閑話休題

 

序盤から続き

 ドミニカ葉巻特有の砂っぽいと言うか粉っぽさはあるものの、ナッツ感や上記で書いた生クリームをかけたコーヒーゼリー、藁っぽさと味が吸うたびに変化する。三温糖のようなカラメルっぽい深みのある甘さも感じる。

 

中盤

水で薄めたはちみつや、パンやご飯をかんでいるときに感じる麦芽糖のような優しい味わいが広がる。小麦粉や白玉といった穀物の甘み。生クリーム感もあり最近まで流行っていた高級食パンを食べているかのような甘みも感じた。

序盤の粉っぽさがあるがあんまり気にならない。そして時々コーヒーと干し草の風味がチラチラと顔を出して吸ってる人を飽きさせない。

 

後半

木の香りと藁の風味が再び戻ってくる。根本近くまで火が回っているので粉っぽさも強くなる。そして時々顔を出すラム酒の風味。灰を落としてドローすると序盤の雰囲気をかすかに感じる。そしてチョコレートも感じるかなあ...酸味がきつくなったところでご馳走様。

 

総評

 とにかくうまいし甘い。穀物系の甘みは初めてだったので驚きの連続。1000円以下でこんなうまいのあるとはね...600円近辺のは美味しくないの多いので個人的に意外だった。あとショートロブストはちょうどいいね。。普通のロブストだとベロンベロンに酔って中盤で吸うのが辛くなるけど、ショートロブストは長くて1時間で濃い煙楽しめるから満足感はコロナ系以上だなあと。

キューバみたいな深い味わいは無いけどドミニカも美味しいのがあるんだなあと。キンテロ吸うなら断然こっち吸うべきよ。からみの葉巻ランキングでは2位ぐらいまで行っちゃう。これはリピートしちゃう。将来箱買いしたいね。


 

 

 

 

 

葉巻レビュー「ジェンバーシガー」 吸いやすく洗練された味わい

今回は葉巻レビュー。インドネシア産たばこ製品やインドネシア産コーヒーを中心に販売しているスミスコーポレーションから販売されている葉巻を紹介しよう。

smithcorp.jp

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ジェンバーシガー


 インドネシア産プレミアムシガー、「ジェンバーシガー」だ。2022年4月現在で650円。

 

 この葉巻は日本では珍しいインドネシア葉を主体に作られたプレミアムシガーだ。インドネシア葉の殆どはオランダ産葉巻などのEU圏で作られる葉巻に多く使われているため葉巻用タバコ葉生産の一大産地ながら知名度がイマイチ低いように感じる。

 そのためかインドネシア葉を使用した葉巻=EU産という先入観が強いためジェンバーシガーにはシガーバンドにはインドネシアの国旗があしらわれ「純インドネシア産」を強く主張してる。

 

 そしてこの葉巻は珍しく製造工程がyoutubeで公開されていてしかも日本語での解説動画がアップロードされている。

www.youtube.com

動画みても分かる通り、かなり丁寧な仕事をしていてそれでいて価格は650円というのは驚きのコストパフォーマンス。

 

喫味

ロングフィラー、シェイプはパーフェクトでフットは最初から切断されているのでシガーカッターいらず。ドローは良好。

 

序盤は、インドネシア葉特有の枯葉っぽい香りと味でさっぱりとした感じ。甘みの主張はインドネシアながら強く、マカダミアナッツのような優しい甘みや緑茶のあまみ。そしてときどき蒸し栗が見え隠れする。

EU葉巻でありがちな枯葉のような乾いた主張のする煙や、煙たいえぐみは少ない。ナッツ系の甘みが強く主張して非常に吸いやすい。

似た味としてはタバカレラコロナスマトラに近いがそちらで感じる嫌な雑味をなくした感じ。

 

中盤は序盤の風味が落ち着き、蒸し栗が強く感じた。火をつけて20分経ったがここまで雑味を全く感じない。

後半は、再び枯葉、からしのようなスパイシーな刺激と香り。

 

総評

かっこいい言葉でいうと「洗練された」、ひどい言葉で言うなら「味や香りの変化が少なく面白みが無い」。ほんと終始序盤の味が強くなったぐらいの変化しかないためちょっとだけ飽きてくる。

ブレンドのコンセプトは「毎日吸っても飽きが来ない」を目指してるのだろうか。

 

自分も葉巻を大量に経験してないので、数年後にまた吸いたいなあなんて考えてる。

 

完全な余談

パイプでも葉巻でも「毎日すっても飽きが来ない」をコンセプトにした製品が数多く存在する。味の劇的な変化が少ないため評価が賛否両論になりがちだが、ブレンドにはかなりの技術が求められる。そのため無個性と評されるたばこ製品は息が長いものが多い気がする。(グロリアとかゴールデンスライスド等)。

【550km??】50ccバイクで静岡県を横断ツーリング 出発編 藤沢~沼津港【プレスカブ50】【スーパーカブ】

前回の記事

amatokarami.hatenadiary.jp

いざ出発

 だいたい午前2時に家をでた。旅行を行ったのが2月だったので海に面している藤沢といえどクソ寒かった。だいたい5度前後だった気がする。まあそれでも雪国生まれのからみにはとても暖かく、生まれた地域ではこの時間はマイナス3度とかが普通なので出発時点ではまだ余裕があった...まだ余裕があった...

 国道246号線を使い海老名から厚木、伊勢原鶴巻温泉、秦野と小田急でおなじみのルートと並走していく。50ccなので時速30kmしか出せないので厚木に出るまで一時間かかり正直この旅行を計画したことに段々と後悔してくる。クソ寒い中がんばって松田町までたどり着き御殿場行きのルートへ向かう。

 箱根峠越えルートを選択しなかった理由は2つあり

  1. 時期的に路面凍結しており、ノーマルタイヤのプレスカブでは非常に危険
  2. 箱根峠を越えたことは一度経験したことあり、非常に険しく走行できてもギアを一速にして時速10km前後で走らざるおえない場面が多かった。あと熱ダレやオーバーヒート手前までエンジンがアチアチになるので危険(過走行車なので...)

なので時間はかかるが安全で車通りも少なそうな御殿場ルートを選択したのだが、午前4時の段階でもトラックが多く、少し路面凍結してる場所もありなかなか怖かった。こっちは時速30kmで走ってる中で時速60kmの巨体がビュンビュン来るわけだから命の危険を常に感じながら走る感じ。自分の操作ミスが命取りになるから運転に一心不乱に運転した。

 

 それよりも一番つらかったのは鮎沢や静岡県小山町あたりの気温がマイナス3度下回っていたのが堪えた。バイクの走行中の体感温度は走行中の気温からだいたいマイナス5度くらい下がるらしく、いくら寒さ対策をしても凍傷になるんじゃないかというぐらい寒かった。

 長野へ行ったときは11月で、寒さ対策ゼロで甲州街道を走ったのだが、上下ヒートテック必須なのと革手袋一枚では耐えられないこと、ホッカイロの重要性を身にしみて感じた(ほんとに軽装で行ったので4時間で行けるのが12時間かかってしまった)ので、厚着にヒートテック、ホッカイロ貼りまくり、手袋は二重と万全で挑んだが、多少寒さに耐えられるぐらいになっただけで完全な寒さ対策とはいかなかった。

  • 下半身が寒すぎる。極暖ヒートテックの股引を履いてるとは言え下半身はジーンズ一枚しか履かなかった。冬バイクなめてた。バカ
  • 下半身で冷やされた血液が上半身を巡るので上半身だけ重装備では意味がないことを知らなかった。冬なめてた
  • 革手袋の下に別な手袋をつけて意味なかった。ナックルガードが必須。冬なめてた。

 完全に冬なめてた。ここで心の余裕が3割ぐらいえぐられた。ただ、前回の長野旅行よりは対策はしていたので凍傷になりそうなぐらい冷える場面は少なかったかな...また手先や指先の冷えは足を左右に開いたり閉じたりを連続で繰り返すことでポンプとなって血液のめぐりがよくなるので、ニーグリップができないカブではそれができるので高頻度に行うことで対処した。(あとレッグシールドが風を直接当たるのを防ぐのでそれも助かった)

 御殿場ルートは険しくないとはいえ50ccにとっては険しい坂道やヘアピンカーブが多く、エンジンの温度や回転数にすごく気を配って運転したおかげか特にトラブルがなかった。箱根みたいな一速に入れないと登れない坂とかはなかった。

 御殿場についたのは午前五時ぐらいで、まだ日も昇っておらず真っ暗だった。御殿場でやっとロードサイド店舗が多くなったので山越えできたと実感し一安心。

道も2車線になったのでカブでも余裕を持った走りができた。

御殿場に入ってからは沼津までずっと下り坂なので楽に運転できた。

 

沼津市

沼津市内に着いたのは朝の6時。

疲れたので郊外のマックで昼食。そこの駐車場で今回の旅1枚目

 

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ふじさんちかすぎ

iPhoneのへっぽこ広角レンズなので小さく見えるが、目の前にかなりでかい富士山。さすが富士山のお膝元の県だなあ...ちょっとでかすぎて恐怖を覚えてしまうくらい。神奈川からもきれいな富士山を拝めるが神奈川からでもかなり大きい山に感じるのに、麓近くの街から見ると圧迫感を強く感じた。

 

朝食は朝マックで一時間滞在した。まあ沼津まで来るのに4時間もかかったからな...

マックグリドルソーセージエッグを貪りホットティーをすすりながら、地図で経路確認。沼津駅にとりあえず行ってみようと計画。

 沼津駅ラブライブの聖地らしいのでとりあえず行こうかと。「youは何しに日本へ」で外人も行ってたし(ラブライブは全く興味ない、というかアイドル物はあんま好きじゃない)

 

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沼津駅は意外に都会的。(北)福島駅的な雰囲気がある

駅前は福島駅な雰囲気があり、首都圏へ向かう電車も多くベットタウン的位置づけなんだろうか。

すこし駅前散策もしたかったが朝早すぎて店がどこも空いてないのと、今日中で浜松に向かいたかったので諦めた。

グーグルマップで沼津港が近いことがわかったので目的地を沼津港にしカブで向かう。

沼津港

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沼津港大型展望水門 びゅうお

プレスカブで沼津港へ向かうと真っ先にこれが見えた。かなり大型の水門で迫力がありぜひ入館したかったのだが朝7時だと全く開いていない。もちろん観光施設も全く動いておらず、市場で漁師が荷出しの作業で忙しそうにしていた。

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アニメとかドラマでよく見る場所

どこも空いてない観光施設を歩いて沼津港に来たことにすごく後悔した。本格的な漁港であるため魚料理は美味しいだろうというのを店に掲げられている食事メニューを見ながらしみじみ感じた。次回来る機会があれば沼津港で魚介を満喫したい...

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狩野川河口と沼津アルプス

狩野川河口と沼津アルプスと呼ばれる山々の形が非常に面白かった。さすが伊豆半島で火山活動が活発な場所だったんだなと感じる。写真では見えないが海の方を見ると伊豆半島が奥にずっと続いていてくすんで見える影響で伊豆半島は神秘的な場所に感じた。僕が平安時代歌人だったらここで一句詠んでいたのだろうがあいにく短歌の才能はないので歌は読まなかった。次回からは良い景観の場所に着いたら短歌なり俳句なりつくろうか。

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沼津港を振り向くと富士山がいた

 ここでも富士山の写真を撮っている。今回の旅で一番印象に残ったのは富士山だった。からみは東北生まれのカラスであるので成人するまで全く富士山に縁はなく、日本一の山というのは誇張した表現だと思っていた。特にテレビや教科書で紹介される江戸時代の富士山を交えた浮世絵は、浮世絵的な誇張した表現だとばかり思っていた。そして東京中心主義的な考えでその考えを他の地域に押し付ける悪い文化のように感じるときもあった。

 

 しかし、プレスカブを買ってから頻繁に出かけるようになり写真も撮り始めるようになったのだがそこで富士山に対する今までの自分の考えが変わった。

 

 稲村ヶ崎から見る富士山の景色や、鵠沼から眺める富士山の景色は浮世絵の描写そのまま忠実に再現しているということを強く実感した。

 

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稲村ヶ崎からの景色 富士山と江ノ島が見える 肉眼だと富士山と江ノ島は大きく感じる

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浮世絵の方。誇張した表現は多少あるものの肉眼で見た時の景観は上の写真とあまり変わらない

なぜ江戸の人々が富士山に魅了されそれを芸術に落とし込んだのか。それは富士山がどの山よりも大きく目立ち、四六時中働いていている時も、飯食ってる時でも、どんなことをしていても富士山が目に入るからだろう。当たり前なことだけど、あれだけ目立つ山だから人々の拠り所になるだろうしファンタジー的な幻想的な雰囲気も感じるあの山に魅了されない人など江戸周辺に住んでいる人には一人もいないだろう。からみもその一人だ。

閑話休題

 静岡にきて一番興奮したことは、目の前に日本一高い富士山の近くに行ったことだろう。あの壁のように大きい山が空を隠すようにそびえ立つ視覚的な圧迫感は静岡でしか味わえないだろう。

 

次回は千本松原~三保の松原までかけたらなあと思う。

 

今日は厄日だった

今日あった出来事

今日は用事があったためいつもの藤沢駅へ。出掛ける前にアパートの住人でカブを置いてる駐輪場で顔馴染みの住人がいたので挨拶をしたのだが向こうが機嫌が悪かったのか無視され嫌な気分に。それと同時に不吉な予感(事故るとか)を感じたため気をつけて運転。

帰りに予感的中、カブの鍵を無くし帰る手段を失う...

 

人の不幸は移るんだなあと思いました

 

【550km??】50ccバイクで静岡県を横断ツーリング 概要編【プレスカブ50】【スーパーカブ】

 結論からいうとかなり無謀だった。

正直、道中ですげえ後悔しながら走ったし帰路にはめちゃくちゃとんでもないトラブルに巻き込まれ帰宅困難になってしまう等楽しきつい旅になった。

旅の動機

 これは幼鳥カラスの時に乗った東海道新幹線での思い出が発端だ。新大阪方面に向かう「のぞみ」の右側の窓を眺めて浜松駅を通過してしばらくたった後、ものすごいでかい湖を目撃してしまった。

そう、「浜名湖」である。

 社会の授業で「浜名湖はうなぎ養殖が盛んな汽水湖です!」と習ってるぐらいの知識しかなく小さい湖ぐらいなイメージしかなかったからみにはとてもインパクトがでかかった。このときの感動が忘れられず今回のツーリング計画を断行。最終目的地を浜名湖と海をつなぐ「今切口」に決定。あとは移動手段だが...

www.youtube.com 話は変わって去年の5月に、運命的な出会いをしてしまった。

 

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プレスカブ50。新聞配達用にチューニングされてるカブ

 新聞配達用スーパーカブのプレスカブ50を購入した。これを購入してから頻繁に外出するようになり引きこもり脱却andノイローゼ完治を達成。文字通り、これを購入してから人生が変わった。50ccだから免許は自動車免許のみでいいし燃費もべらぼうにいい、30km/h制限だから景色もゆっくり見られる。維持費もほぼゼロ。

 さて今回の静岡観光、移動手段が問題だった。旅行の予算は15000円と決まっていた。電車で行くにしても周遊きっぷを駆使して行っても宿泊代が出せないし、レンタカーを借りたら一回借りるだけで予算オーバー。

 手元にある唯一の交通手段のプレスカブしかなかった。原付なので30km/h制限があるが安く移動できる手段がこれしかなかったので

「からみにはカブしかねぇべ」

ってことで今回の旅行の移動手段はスーパーカブ50に決定。

 まあこの旅行以前に日帰り箱根観光とか、一泊二日で諏訪湖観光(これも無謀だったし、防寒対策ゼロで行ったので地獄だった。これはいつか記事にしたい)を経験していたので50cc旅には慣れていたので自信はあった。

ルートといった場所

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 実際に使った大まかなルート。今振り返ると山側ルートを選んだのはすごく後悔した。 最終ゴールは浜名湖の今切口なのでほぼほぼ愛知県の目と鼻の先までいった。この距離を原付だけとかお前の精神状態おかしいよ...

理論上は約9時間で行けるわけだけど、寄り道いっぱいしたので行きの移動時間はだいたい12時間かかっただろうか。

寄った場所は

ほんとはもっと寄りたかったのだけれども、時間と原付の法律的・性能の問題上これしか回れなかった。

特に浜松市に関してはもっと満喫したかった。浜松市動物園はままつフラワーパーク、楽器博物館など行きたかったが余裕がなかった...

 

まあこんなかんじで、旅行記をしばらく書いていきたいと思うのでよろしくおねがいします。

 

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たばこレビュー「松風」 伝説の国分葉が復活!キセル用刻みだけど手巻きにしてもメチャウマ!!

たばこ趣味なので今回はレビュー、というか紹介。

軽く紹介

 JTアイメックスから新しく発売された新銘柄刻み「松風」。一応JTアイメックスは伝統的な刻みたばこの「小粋」、在来種松川葉のみ使用した「小粋 松川刻み」、バージニア葉のみ使用した紙巻きライクな「いろは」が発売してキセル刻みのラインナップに最近は力を入れてる。柘製作所もキセルに力をいれててそっちの銘柄も含めると現在7種類もある。

刻みの種類なんてつい最近まで2種類しかなかったのに...

く...空前の煙管ブーム?

  ここ最近のたばこ税の増税の流れで少量のたばこ葉しか使わないキセルが注目されてるらしく、JTも柘製作所も宣伝でゴリ押ししてるのが最近のたばこ界隈の流れ。あと道具を使うたばこジャンルなので趣味性も高くライトユーザーに「趣味としてのたばこ」の提案の戦略もあると思う。

 ここは伝統的な在来種のみをブレンドして髪の毛よりも細いカット技術が使われる「小粋」を進めたいのだけれども在来種の味わいは独特な癖がつよく(畳のような香りや藁のような苦味)が強く、紙巻きで主流なバージニアブレンドアメリカンブレンドに慣れ親しんでる紙巻きユーザーには勧めにくいのと、10g600円という値段の高さが敷居を高くしていた(あと在来種は生産も少ないので希少)。

柘製作所も紙巻きライクな刻みを出し始めたものの、在来種たばこは法律上JTが独占してるので海外のたばこ葉しか使えず「和の雰囲気」を手軽に味わえるのはなかなかなかった。

 

そこに「紙巻きライクで、かつ和の雰囲気を感じる」刻みたばこ「松風」が登場したという流れ。バージニア葉を主体に在来種の国分葉をブレンドすることで誰でも親しみやすいブレンドを実現!

 まあ日本の紙巻きのブレンドでも「ドメスティックブレンド」っていうのがあって在来種を味のアクセントにしたブレンドがあって、銘柄で言うと「セブンスター、エコー、ハイライト」がそれに当たるんだけどそれの刻みバージョンといっても差し支えないだろう。というかそこをメインに吸ってる人をターゲットにした製品だと思う。

 

まあうんちくはやめてレビューしましょ。

味、喫味

 からみはすごくめんどくさがりな性格ので、手巻きで吸います。というか松風はドメスティックブレンドの手巻きタバコ銘柄の側面も強いたばこだと思う。キセルがめんどくさい人も安心。

たばこ葉の香りはバージニアのあまあまなみつっぽ香りとバージニアのとろろ昆布っぽい香りが広がる。おそらく8割か9割はバージニアで構成されてる。まだ和の香りは感じられない。

フィルターなし太巻きで巻いて火を付けると、バージニア葉の甘い香りとしっかりした煙、そこに緑茶というか玄米茶のような香り味が乗ってくる。口当たりは軽いもののタールはそれなりにあり濃い。クールスモーキングをしないと味が崩れてきつく感じられてしまうがそこは在来種たばこの特徴の一つでもあるから繊細さも兼ね備えてる。まさに和のたばこである。

まあ簡単に言うと「緑茶、玄米茶」に近い味香り。

 

一応公式も「松風」の名前の由来は茶道用語から引用してるみたいなのでブランドイメージ通りの味。国分葉自体も「お茶」の香りらしく、江戸時代には国分葉を吸ってると独特な香りから周りが気づかれるらしい。

日本人と緑茶は切っても来れない嗜好品であるので、江戸時代当時はかなりの人気があり「国分葉」は日本のたばこの中の最高級葉の扱いを受けていたらしく、国分葉派生品種が全国各地に現れた。現代のイメージとしては「キューバの葉巻」と同義だろうか。

 それが現代に復活し100%ではないもののこうやって伝説を味わえるのはとても感慨深い。

総評

バージニアの甘みが在来種の独特な味をうまく隠してるので万人向けしやすいと思う。ドメスティックブレンドの紙巻きを吸ってる人はすぐキセルや手巻きに移行できるであろう。特にハイライトが好きな人は松風の虜になると思う。

 

 からみはもう松風の虜になった。からみはシャグやパイプたばこは吸いきれず余っちゃうんだけど、松風は買って一ヶ月で半分は吸いきった。アメスピも好きだっただけど1週間ぐらいで飽きてしまうのでそれと比べると長い期間吸ってる。もうこれが常喫になってる。

 葉巻が好きな烏だが、これを吸うと「日本人」を身にしみて感じ心の底からおいしいと思わせてくれる。そういうたばこが「松風」だ。

余談

 いままでJTくんは在来種を使ったたばこ製品を出してたけど、セブンスター達磨とセブンスター松風の反応が良かったから松風の開発をしたのかなあと思ったり思わなかったり。

 あとJTアイメックスが出してる葉巻「TOKI」は賛否両論分かれる。僕も吸ったけど中南米葉巻特有のウッディで土感のある味と在来種の繊細な味が相性悪く全体のバランスとしてイマイチだった。というかそもそも、葉巻愛好家は力強い味わいを求める傾向があるからミスマッチだと思った(小並感)。どうせ出すなら、パイプ銘柄に在来種をブレンドしたほうが受けいいと思うんだけどなあ。

 

 長く耕作されてるとは思われてなかった伝説の国分葉が復活したということはJTくんも隠し玉で「秦野葉」を作ってる可能性ありそう。まあでも、戦後の阿波葉も秦野葉も「充填葉」っていうかさ増し用のたばこ葉の扱い受けてたし、現代に残って紙巻きにも使われる在来種が「松川葉」「達磨葉」なのを考えるとよほどの個性がない限り在来種復活は難しいのかもしれない。


 

「サイゼで喜ぶ彼女」の絵に関して思うこと。

 日本の識字率は100%なのは烏でも人間でも常識だけれども、「日本語の文章を正しく読解できる能力」はどうなのだろうと最近思う。

 こ↑こ↓ 最近は、ツイッターで政治活動が一般人(大嘘)の間で盛んになっている。最近は特にオタク燃やしに必死でとにかく若者向けコンテンツにイチャモンをつけるのがブームだ。

 そういう人たちのツイートを一つ一つ読んでいくと、元ツイートや絵の中に一切表現されていない内容や差別や思想を勝手に読み取っている。

最近話題になった「彼女とサイゼで食事」なんかは典型例だ。

 

絵の内容は女性がサイゼリヤのミラノ風ドリアを食べているだけの絵だ。にっこり笑ってる。背景から推察するに、おでかけ中のご飯時にサイゼで食事してるだけ。それ以上でもそれ以下でもない。よくある日常の風景だし、なんなら読者も経験したことあるシチュエーション。

炎上する要素ゼロだ。

 

 しかしツイッターでは大炎上。なぜか女性の権利問題まで議論が発展し今もTLに話題が流れてくる。

 代表的な意見としては

「サイゼを喜ばない女は不合格」

「サイゼで女を試してる」

「安いレストランでも喜ぶ彼女という男に都合のいい女性像を描いてる」

「巨乳で表現されて男性にウケそうな描き方をしている」

うーん。なんでこんな発想が出るのだろうか。

 そもそも、初デートとはどこにも書いてないし、絵の中の彼女と彼氏くんの関係がモラハラ彼氏っていうふうに描写されてないし題名の中にも書いてない。なんなら「俺の理想の女性像」という題名でも「やっぱり女性のあるべき姿はこういうサイゼみたいな安い店で喜ぶ金のかからない女がいいよな」とも書いてない。

 この絵と題名にあるのは「彼女とサイゼで食事」それだけ。しかもよくあるアベックの日常のデートシーンを切り取って描いてるだけだ。

 このツイートに激しく反応する人は、ファミリーレストランに全く行かない人種なのだろうか?外食は必ず高級レストランで食事をしてる人たちなのか?と思ってしまう。

 

 日常のデートでちょっとした買い物で外食するのはよくあるシチュエーションだと思う。しかもお互いのことよく理解してる関係だ。そういう関係のアベックが上記のシチュで「家帰って御飯作るの面倒だし、安くて手軽に食事を済ませたいよね」っていう話の流れがあって、結果的にサイゼにいって食事した場面の絵だと思うのよこれ。

 批判してる人たちは「初デートでサイゼに連れてってる」と思い込んでる。それか「オタクくんの理想的な容姿の女の子と初デートでサイゼに行ってる妄想絵」と勝手にフカヨミしてるのではなかろうか。だから議論しても話通じないし、元の絵も見ないで流れてきた引用ツイートだけ読んで批判する、みたいに炎上していったのだと思う。

もし元の絵を見たとしよう、でも事前にフェミニストインフルエンサーがツイートした絵の批判内容を読んでいるから(フェミ系アカウントをフォローしてるということはその人もフェミに関心がある)、事前の情報に確証バイアス(自分の都合の良い意見ばかり集めてしまい、反証を全く受け入れない状態)がかかってしまいなんの変哲もない絵でも「女性差別的な絵だ!」と思ってしまうのかもしれない。

 あと容姿に関する話題は、保守的な考えの人の意見だろう。現実にこういう格好してる女性いるし、インナーがちらっと見えたりしてるのは男にも女でもよくある。「胸を強調してる!」っていう意見も現実には胸が大きい人なんているし、胸の大きい人は好きで胸が大きくなったわけでもない。他人からは胸を強調してる服を着ているように見えても、本人は胸を強調したくてその服を着ているわけではないし普通におしゃれで自分が着たい服を着てる。なんて話はよく聞く。というかツイフェミは、胸の大きい人は胸を潰して服を着なくてはいけないみたいな前時代的な考えの思想の持ち主なのだろうか。

 まあこの「おっぱい」に関する議論はオタクくん側にも非はあると思う。二次創作での「貧乳弄り」とか、過剰に胸が強調されたキャラクターがオタクコンテンツの大部分を占めて「女の人は胸が大きくないといけない」みたいな固定観念が共有されている。胸を過剰に盛ったり、容姿を馬鹿にするようなのは男性社会の古い考えがベースだから無くさなきゃいけない文化だと思う。

 まあそれにしても、現実には「おっぱいが大きい女性」も存在してるしこの絵に不自然な要素はないと思うんだけどね。エロ絵でもないし。

「ぜんぜんエッチな絵だろ!いい加減にしろ!」

っていう人もいるかもしれんけど、それ言い始めると「どんな条件で性的興奮を感じるのか哲学と心理学と生物学の分野から考察し性的興奮のメカニズムを理解してからエロ絵の定義を議論をしよう」みたいな奥深い話になってしまうので今回は語らないでおく(この話題でディベートしたい人は大歓迎です)。

 

 まあ要するにツイフェミのこじつけ。普通の日常風景の絵にいちゃもんつけただけ。女性蔑視なんて一つも表現されてない普通の人物画。

 ツイフェミたちが高尚だと思っている近代西洋画でも現代美術でも、かなり露骨なエロ表現がされてる絵画は多い。女性の裸体の身体切断とかも普通に描かれているし正当に評価されている。今回のサイゼの絵に近い「女性が描かれている日常風景」なんてたくさん描かれてるし、ツイフェミが指摘してる胸を強調された女の人が描かれているのだってたくさんある(西洋画だと巨乳貧乳関係なく強調してくる。貧乳の人でも布越しにうっすら見える乳首をわざわざ描いたりとか)

オタクコンテンツがバッシングされるの個人的に腑に落ちねえんだよな。

 

タイトルでも近代西洋画には

「牛乳を注ぐ女性」

「読書する女性」

なんていうのもあるわけでこの文章から女性蔑視なんて読み取れない。女性が何かしている動作を表している文章に読み取れる。

「サイゼで喜ぶ彼女」

もまさにこれと同じ「女性がサイゼでご飯を食べて喜んでいる」という動作を説明してる意味しか存在しない。

安いものでも美味しいもの食べれば喜ぶし、自分が好きな食べ物食べれば価格関係なく何かしらの表情をする。しかも男女関係ない。男だって美味しいもの食べれば顔がほころぶ。高い食べ物すべてが美味しいとは限らないし、安い食べ物がすべてまずいわけではない。

サイゼは安くて本格的なイタ飯が味わえるファミリーレストランは紛れもない事実だ。馬鹿にしてる人は成金か、行ったことない人か、毎日本格イタリア料理を食べれる庶民の常識を知らない上流階級なのであろう。

 

 現実にはモラハラ・DV・性差別などをされている人がたくさんいるのだからそっちの問題を解決しなくては行けないと思うけどね。その表現を消したからと行ってそれら問題がなくなるわけじゃないし。そもそも芸術活動が原因で行われているわけではないのだし。

 

まあこういう絵を見るだけでイライラするのだから、現実でものすごく苦労してる人が多いと思うから、臨床心理士にカウンセリング受けたりしたほうがいいと思う。

あとアンガーマネジメント覚えて冷静に論理的に議論する技術を身に着けてから批判するとか。

 

まあ教訓としては「自分から情報発信するな」だね。もうなにが炎上する要素か一般人からは予想できないからツイッターしないことが一番。

 

 

ps

サイゼで好きなメニューはカルボナーラとシーフードグラタン。ランチ限定のタラコとエビのドリアも好き。限定のボンゴレも好き、大量のアサリを堪能できていい。