烏日記

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葉巻レビュー「ジェンバーシガー」 吸いやすく洗練された味わい

今回は葉巻レビュー。インドネシア産たばこ製品やインドネシア産コーヒーを中心に販売しているスミスコーポレーションから販売されている葉巻を紹介しよう。

smithcorp.jp

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ジェンバーシガー


 インドネシア産プレミアムシガー、「ジェンバーシガー」だ。2022年4月現在で650円。

 

 この葉巻は日本では珍しいインドネシア葉を主体に作られたプレミアムシガーだ。インドネシア葉の殆どはオランダ産葉巻などのEU圏で作られる葉巻に多く使われているため葉巻用タバコ葉生産の一大産地ながら知名度がイマイチ低いように感じる。

 そのためかインドネシア葉を使用した葉巻=EU産という先入観が強いためジェンバーシガーにはシガーバンドにはインドネシアの国旗があしらわれ「純インドネシア産」を強く主張してる。

 

 そしてこの葉巻は珍しく製造工程がyoutubeで公開されていてしかも日本語での解説動画がアップロードされている。

www.youtube.com

動画みても分かる通り、かなり丁寧な仕事をしていてそれでいて価格は650円というのは驚きのコストパフォーマンス。

 

喫味

ロングフィラー、シェイプはパーフェクトでフットは最初から切断されているのでシガーカッターいらず。ドローは良好。

 

序盤は、インドネシア葉特有の枯葉っぽい香りと味でさっぱりとした感じ。甘みの主張はインドネシアながら強く、マカダミアナッツのような優しい甘みや緑茶のあまみ。そしてときどき蒸し栗が見え隠れする。

EU葉巻でありがちな枯葉のような乾いた主張のする煙や、煙たいえぐみは少ない。ナッツ系の甘みが強く主張して非常に吸いやすい。

似た味としてはタバカレラコロナスマトラに近いがそちらで感じる嫌な雑味をなくした感じ。

 

中盤は序盤の風味が落ち着き、蒸し栗が強く感じた。火をつけて20分経ったがここまで雑味を全く感じない。

後半は、再び枯葉、からしのようなスパイシーな刺激と香り。

 

総評

かっこいい言葉でいうと「洗練された」、ひどい言葉で言うなら「味や香りの変化が少なく面白みが無い」。ほんと終始序盤の味が強くなったぐらいの変化しかないためちょっとだけ飽きてくる。

ブレンドのコンセプトは「毎日吸っても飽きが来ない」を目指してるのだろうか。

 

自分も葉巻を大量に経験してないので、数年後にまた吸いたいなあなんて考えてる。

 

完全な余談

パイプでも葉巻でも「毎日すっても飽きが来ない」をコンセプトにした製品が数多く存在する。味の劇的な変化が少ないため評価が賛否両論になりがちだが、ブレンドにはかなりの技術が求められる。そのため無個性と評されるたばこ製品は息が長いものが多い気がする。(グロリアとかゴールデンスライスド等)。